【書評】『ウェルビーイングの設計論』ラファエルAカルヴォ、渡辺淳司、ドミニクチェン等

  •  幸福度ランキングによれば、今年の日本はG7の中で最低の58位。
  • 幸福度は個人の問題であって、国家の問題ではないかもしれないが、国民の幸せ向上や自殺防止等は国家の責務。
  • 本書ではテクノロジーを通じたウェルビーイングの促進を目指すポジティブコンピューティングについて説明。
  • 詳細は本書に譲るが、幸福度向上に関してのテクノロジーの位置づけや幸福度データなどについて、丁寧に分析するなど、幸福学の入門書としても優れている。
  • 幸福学が如何に幸せたるかということを追及する実学であるならば、最後の章のみを読むのをお勧めする。
  • いずれにせよ、本書が述べるように「ウェルビーイングは主観的なものであって、外部から「正解はこれです」と提示することは不可能なわけで、それは自分で発見していくしかない」のだが。
ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術

ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術

  • 作者: ラファエル A.カルヴォ& ドリアン・ピーターズ,渡邊淳司,ドミニク・チェン,木村千里,北川智利,河邉隆寛,横坂拓巳,藤野正寛,村田藍子
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2017/01/24
  • メディア: 単行本
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