2019-01-01から1年間の記事一覧

【書評】萱野稔人『国家とはなにか』

・最近、ニュース番組等でよく見かける人で、フリーター後にパリ大学卒業といった変わった経歴を持っていたことから、主著を一部、読了。 ・前書きにある通り、4章にある著者の主張の核は国家は暴力装置であり、フーコーやアルセチュール等が述べるようなイ…

元号について

元号を維持すべき理由は何だろうか。 ①時代の句切れ目 ②日本が時を支配 ③日本の文化、伝統を守る ④政治的なメッセージング ⑤積極的に廃止する理由がない ① 頻繁に変わっていた中世などとは異なり、1世代以上は続いた平成と昭和が比較されるなど、一定の効果…

【書評】『ウェルビーイングの設計論』ラファエルAカルヴォ、渡辺淳司、ドミニクチェン等

幸福度ランキングによれば、今年の日本はG7の中で最低の58位。 幸福度は個人の問題であって、国家の問題ではないかもしれないが、国民の幸せ向上や自殺防止等は国家の責務。 本書ではテクノロジーを通じたウェルビーイングの促進を目指すポジティブコンピュ…

幸福学に関するブログを始めるにあたって、

霞ヶ関の蛙から霞を食う遊民になることを願う者です。 <目的> ・幸福学の構造化と論点の明確化 ・発信や議論のプラットフォーム化 (・ローマは1日にしてならず) <手段> ・論文や本などについての書評の定期投稿 ・先行研究のマッピング (・KPI(研究論文執筆…